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作品のご紹介

たんぽぽの空で掲載中作品のご紹介です。

  • ファンタジー

    • サタン 画像

      サタン

      400字詰め:12P立ち読み

      神の名の下に殺し合う人間が見えるか?慈愛・真実・ 哀れみ、お前の説いた嘘が奴らの命をもてあそんでいる。おかげで俺 は退屈する暇もない。恐怖、憎しみ、絶望、その全てが俺の餌。 一人残らず死の暗闇に堕してやる、それが俺の愛なのだから。

    • キャベツ 写真

      エリザベス

      400字詰め:78P立ち読み

      教会の窓から淡い日の光が差し込んでいる 棺に眠る母のプロンドが輝いていた。まるで光の雲に浮いて いるように見えた。私は子供の頃から母のブロンドが羨まし くてならなかった。けれど私が本当に羨んだのは母の静かで 強い優しさだった親のない子供達の為、その時、自分に出来 る事をもくもくとする母、私は孤児に見せる笑顔があまりに も素敵すぎて嫉妬もしたけれど、そんな母の娘であることが 本当は誇りだった。なのに・・・貴女は死にゆく唇でそんな 娘の想いを打ち砕いた。今、私は独り、背負わされた重荷を 前に途方に暮れている。亡き父の後を継ぐ日、”女”に鍵を 掛け生きるしかなかった私。そんな自分の娘にこの酷い仕打 は何?貴女の逝ってしまった悲しみも凍り付いてしまった。 もう誰も信じない。私は孤独の鎧に身を包み生きていく。 産まれてこなければ良かった。

    • ブルー 画像

      ブルー

      400字詰め:56P立ち読み

      貴女が好きです、その一言が言えない。卒 業まで後半年、ふられるのが怖いんじゃない。僕には彼女に 誇れる自分がないんだ。初恋じゃない、他にも好きな人はい さ、でも今は恋いに恋したいんじゃない。大切に思うから、 こんな自分じゃだめなんだ。

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      ミブユ

      400字詰め:42P立ち読み

      理屈なんてどうでもいい。弱い奴は死に、勝 ち続ける奴だけが最高の雌とやれるのさ。野蛮?お前はいつか らそんなに偉くなった。時代に流されているだけの価値観など 糞にも劣る。お前は舌なめずり見ていたらいい。俺はすべてを 手に入れてやる。そしていつか俺の息子達がこの大地を埋め尽 す日がやってくる。

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  • ファンタジー以外

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      柿の木

      400字詰め:12P立ち読み

      生まれてこの方私は自分の人生などというも のを考えた事がなかった。多くの人がそうであるように家族を い、酒を飲み、歌い、笑い、泣いた。確かに裕福ではないが、 しいとも感じなかった。後悔は無いかと問われれば妻にもう少 しだけ楽をさせてやれればと思うくらいだろう。そして、いい 人生だったかと問われたら笑み返すだろう。私は十分生きた。 ありがとう、ただそれだけだ。

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      羽虫

      400字詰め:113P立ち読み

      生きている感覚もなくだらりと時が流れていく。 高校を卒業し3年、俺は定年間近の親父のように疲れ果てていた。 いつか大波がやってきて、それに乗る。最近はそんな妄想もしな くなった。女はいるよ、好きさ、あれもいけてる。でも、だから って最高な訳じゃない。腐りかけてるんだ仕方ない。クッソ、昼 寝して起きたら目やにがこびりついていてぇ。昨日、目に入った 羽虫取ろうと擦ったせいだ。いけねぇ、もう仕事に出かけないと 終わるのは夜中だよ、医者にはいけねえな。マツキヨで目薬買っ ていくしかないか。

    • オレンジデコレーション 画像

      オレンジデコレーション

      400字詰め:18P立ち読み

      夢を成し遂げたからといって成功したとも言え ない。疲れ果て選んだ打算が自分を幸せにしてくれるときもある。 今を憂う男と未来を夢見る女、一人では生きて生けぬ者同士に天 使が舞い降りる。

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      夜行バス

      400字詰め:20P立ち読み

      ボタンの掛け違え?けれど、私はそのときの自 分に正直にしたがっただけ。なのに、ほんのすこしの誤差だった はすが引き戻せないカーブになっていた。運が悪いなんてつぶや きたくはないの。だってそれって生まれたときに決まってるんで しょ。

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